【アメリカ株】初心者が買うべき王道の個別銘柄5選

おすすめの米国株はどれ?

初めての米国株は何を買えばいい?

そんな疑問にお答えします

こんにちは、ポロです。実際に投資を10年間している経験から、おすすめの米国株をご紹介します

1.初心者におすすめの米国株5選

2024年から新NISA制度が始まり、米国株にも興味を持つ投資家が増えつつあります。しかし、いざ米国株を始めて買う際に「たくさんの銘柄があるけど、結局どれを買えばいいの?」と悩むかと思います

そのため、今回は米国株を始めてみようと考えている初心者の方におすすめの個別銘柄を5つを紹介します

① コカコーラ(KO)

KOは清涼飲料水を扱う分野で世界最大の企業。200以上の国や地域でビジネスを展開しており、世界中で親しまれているといっても過言ではないでしょう

時価総額256,000M$(約39兆円)
株価60$(約9,000円)
PER24.0
配当利回り3.20%
連続増配62年
$=150円で計算

KOはアメリカの株式市場の中でも約30番目の時価総額をほこります。日本の企業と比較すると、時価総額トップのトヨタが61兆円、2位の三菱UFJが20兆円となっており、時価総額39兆円のKOはトヨタや三菱UFJと肩を並べるほど大きな企業なんです

トヨタ自動車約61億円日本1位
コカコーラ約39兆円米国30位
三菱UFJ約20億円日本2位

私がKOをおすすめする理由は、配当金を62年連続で増配している優良銘柄だからです。62年にもわたって連続増配しているということは、業績が堅調で株主へ利益を還元する意識が高いことを証明しています

また、過去62年をさかのぼれば、ドットコムバブルの崩壊やリーマンショック、コロナショックなどあらゆる金融危機がありましたが、KOはそれらを乗り越える安定した経営ができていると言えます

米国株の初心者には、このような株価が比較的に安定していて、配当金がどんどん雪だるま式に増えていく銘柄がおすすめでしょう

② エクソンモービル(XOM)

XOMは石油メジャー6社のうちの一角で世界最大の石油会社。石油と天然ガスの開発から精製、販売までの川上~川下までの事業をグローバルに展開している巨大企業です。元々はエクソン社とモービル社が1999年に合併したことから現在の社名となりました

時価総額419,000M$(約62兆円)
株価110$(約16,500円)
PER12.0
配当利回り3.60%
連続増配41年
$=150円で計算

私がXOMをおすすめする理由は、配当金を41年連続で増配していて、配当利回りが高い銘柄だからです。また、石油や天然ガスといったエネルギー需要は2030年まで世界中で増加することが予測されていて、エネルギーは私たちが生活するうえで必ず必要なため景気の影響を受けにくい産業です

さらに、XOMのようなエネルギー事業は膨大な資金力や専門的な技術力が必要なため参入障壁が高く、競合他社が入りにくい業界です。そんな中で、業界トップであるエクソンモービルは比較的に安定した経営が行なえているため、初心者にもおすすめの投資先です

しかし、少し懸念するポイントがあります。世界中で2050年までにカーボンニュートラル・脱炭素社会の実現などに向けて、化石燃料から再生可能エネルギーへの転換にビジネスモデルをチェンジできるかがカギになりそうです。今後に注目しましょう

③ プロクター&ギャンブル(PG)

P&Gは一般消費財を製造する企業で、世界180ヶ国以上で販売。

日本で販売されている商品は、洗濯用洗剤のアリエールや、消臭剤のファブリーズ、シャンプー・リンスのパンテーン、おむつのパンパースなど日本人にも親しみのある商品ばかりです

時価総額374,000M$(約56兆円)
株価160$(約24,000円)
PER27.0
配当利回り2.30%
連続増配67年
$=150円で計算

私がP&Gをおすすめする理由は、配当金を67年連続で増配している優良銘柄だからです。この連続増配67年という記録は、連続増配の記録が1位のAWR(アメリカン・ステイツ・ウォーター)69年連続増配、2位のDOV(ドーバー)68年連続増配に続いて、連続増配記録3位の実績をほこります

連続増配記録(米国内)
1位:AWR69年
2位:DOV68年
3位:PG67年

67年にもわたって連続増配しているということは、業績が堅調で株主へ利益を還元する意識が高いことを証明しています

P&GはKOと同様に、あらゆる金融危機を乗り越えて連続増配を続けることができました。その理由は、食料品や消耗品など景気が良いか悪いかに関わらず必要なもの(生活必需品)を扱うビジネスモデルは安定した経営が行なえるからなんです

また、世界規模でみれば人口は2080年まで増加傾向にあると予測され、発展途上国へのさらなる進出などを考慮するとP&Gの成長余地は大きいかもしれません。ただし、現在の株価はあまり割安感がありませんので、株価が下落したら積極的に購入したい銘柄です

④ JPモルガンチェース(JPM)

JPMはNYに本社を置く世界有数の金融グループ。証券や銀行など幅広いサービスを提供していて、日本で例えるなら三菱UFJフィナンシャル・グループのような存在です

時価総額543,000M$(約81兆円)
株価190$
PER11.5
配当利回り2.22%
連続増配
$=150円で計算

JPMはアメリカの株式市場の中で、約11番目の時価総額をほこります。日本最大の金融グループである三菱UFJは時価総額20兆円であるのに対して、JPMは約81億円。時価総額は約4倍も異なるんです。とても大きいですよね

私がJPMをおすすめする理由は、稼ぐ力が大きく、株価がとても上がっている銘柄だからです。こちらは過去10年間のチャート。10年前は53$だった株価がぐんぐんと上昇を続けて、現在は189$まで上昇。株価は直近の10年間で約3.5倍になったんです

これほど株価が上昇している理由は、JPMの企業努力があることはもちろんですが、現在のアメリカ政策金利が5.25%~5.50%と高くなっていることや、株価が市場最高値を更新するなど好調が続いているからと言われています。今後の株式市場の行方によって、金融業であるJPMの株価は左右されることが予測されるため注目しましょう

⑤ アップル(AAPL)

AAPLはiPhoneを始めとして、iPad、Mac、Applewatchなどのデジタルデバイスを設計から生産、販売をしている企業。特にiPhoneの売上は順調に伸びています

こちらは2024年1月に書かれたヤフーニュースの記事ですが、「スマホの世界シェアはiPhoneがトップになった」とのこと

長らくスマホの世界シェアはサムスンが1位でしたが、2019年からサムスンは右肩上がりにシェア率を落とし続けていて、一方でiPhoneは右肩上がりにシェアを伸ばし続け、ついに昨年2023年には世界トップになったんです。新製品を投入し続けているiPhoneは、今後もシェアを伸ばし続けることが想定されるため初心者にはおすすめの銘柄と考えられます

時価総額2,611,000M$(約390兆円)
株価170$
PER26.0
配当利回り0.60%
連続増配
$=150円で計算

現在の配当利回り0.60%、PER26.0となっており、配当金は少なくなっています。グロース銘柄全般に言えることでありますが、グロース銘柄は配当金を少なくする、もしくは無配にして新製品の開発などの事業投資にお金を使って売上を伸ばし、株価がものすごい勢いであがるんです

もしも10年前にAAPLを購入していたら?

こちらは過去10年間の株価チャート。2014年の株価はたったの20$ほどでした。現在の株価173$と比較すると約8.5倍も値上りしているんです。Appleはグロース株に区分されますが、これほど上昇する銘柄は珍しいでしょう

2.初心者が買うべき投資信託

ここまではおすすめの個別銘柄5つを説明してきましたが、それでも「どの銘柄を買えばいいか悩んでしまう!」という方は多いと思います。私も始めて米国株を購入するときは相当悩みました

そのような方は、取り急ぎS&P500指数に連動する投資信託を購入すれば、安定的な投資をすることができます。そうすれば、今ご紹介した5銘柄も含めてアメリカで上場している500銘柄に分散投資をすることができます

では、具体的にどの投資信託がいいかといいますと、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がおすすめで私も毎月の積み立てで購入しています

引用:楽天証券HP

楽天証券の買付金額別の投資信託ランキングでは、1位を獲得していてみんなからも人気の投資信託となっています

3.まとめ

この記事が銘柄選定する際の参考になりますと幸いです。ここまでご覧いただいて、「私はこの銘柄がおすすめだよ!」という銘柄がありましたら、是非コメント欄で教えてください

それでは、今度ともよろしくお願いいたします

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