【アメリカ株】初心者におすすめの投資信託3選

アメリカ株に投資したいけど、人気の投資信託はどれ?

初めての投資信託は何を買えばいい?

そんな疑問にお答えします

こんにちは、ポロです。実際に投資を10年間している経験から、おすすめの投資信託をご紹介します

1.初心者におすすめの投資信託3選

2024年から新NISA制度が始まったことや世界中で株価がどんどんと上がっていることから、投資デビューをする人が増えつつあります

しかし、いざ新NISA口座で投資信託を買ってみたいけど、たくさん種類があってどれを選べばいいか分からないという方が多いと思いでしょう

そこで、今回はアメリカ株に投資できる投資信託に的を絞って、「初心者におすすめの投資信託」を3つご紹介します

① eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim 米国株式は、SBI証券によると2024年2月投資信託買付金額ランキングでは2位になっていることから、その人気の高さがうかがえます

引用:SBI証券

eMAXIS Slimとは?

まず始めに「eMAXIS Slim」とは、三菱UFJアセットマネジメントという会社が運営する投資信託のことで、シリーズの合計で14種類の投資信託があります

その他

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)

eMAXIS Slim 国内債券インデックス

eMAXIS Slim 国内リートインデックス

などなど…

「eMAXIS Slim」シリーズは「業界最低水準の運用コストを目指す」というコンセプトで運営されていまして、他の企業が運営している投資信託よりも運用コストが格段に低くなっています

実際に、S&P500に連動する投資成果を目標にした投資信託を比較してみると、eMAXIS Slimの信託報酬が年間0.09372%である一方、大和アセットマネジメントが運営するiFree S&P500インデックスの信託報酬は年間0.198%となっており、信託報酬は約2倍も高くなっています

せっかく投資をしてお金を増やしたい!と思って投資信託を購入するのに、年間の維持手数料である信託報酬が高かったらあまり意味がありません

引用:三菱UFJアセットマネジメント

こちらは信託報酬0.189%と信託報酬1.00%の投資信託の運用成果を予測したグラフになります。スタートを10,000円として、利回り3%で20年間運用した場合、信託報酬が高い青色の線と、信託報酬が低いピンクの線とでは、なんと25.5%もの差が生まれると三菱UFJアセットマネジメントは試算しています

たった0.8%の信託報酬の差であっても、20年間も積み重なると大きな差が生まれてしまうんです

S&P500をおすすめする理由

ダウ平均株価30社
日経平均株価225社
S&P500500社
代表的な株価指数

アメリカの株価指数といえば、ダウ平均株価が有名でよくニュースでも聞くことがあると思います。しかし、ダウ平均株価はアメリカの代表的な企業30社により構成されていて、日経平均株価の225社と比較するととても少ない企業数で構成されています

そのため、アメリカ市場全体の動きを捉えるためには、アメリカの企業500社から構成されるS&P500に連動する投資成果を目指す投資信託を購入した方がいいと言えるでしょう

S&P500に採用されている500社は、アメリカで成長している優良企業が採用されていて、例えばアップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグル、P&G、コカコーラ、エクソンモービルなど世界中で活躍する企業ばかりなんです

また、業績が悪くなった企業はS&P500から外されることもありまして、実際に2024年3月には2社の入れ替えがありました。そのため、常に成長を期待できる優良企業500社に分散投資できることがS&P500に投資するメリットと言えます

運用開始2018年7月~
運用開始価格10,000円
現在価格27,000円
純資産額3.9兆円
信託報酬年間0.09372%以内
配当実績なし
2024年3月現在

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は約6年間で2.7倍に上昇しているんです。やはりアメリカの経済は力強い。配当金の分配実績はなく、利益はファンド内で運用に回されています

純資産額は3.9兆円と投資信託の中で最大規模をほこります。これほど多くの資金があると、もしもリーマンショックのような株価暴落があっても投資信託が破綻するリスクが低くなったり、スケールメリットによって低コストで運用ができるといったメリットがあります

② eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

オルカンはSBI証券によると、2024年2月投資信託買付金額ランキングでは1位になっていることから、最も人気のある投資信託と言えます

引用:SBI証券

オルカンの特徴としては、名前のとおり世界中の株式に分散投資ができるという点。投資信託説明書によると、日本を含めた47ヶ国の2,829銘柄に分散投資していることがわかります

さらにオルカンの中身を見ていきますと、構成国1位はアメリカの62.1%、続いて日本が5.5%、イギリス3.3%、フランス2.8%、カナダ2.6%となっています。

引用:三菱UFJアセットマネジメント

S&P500でも十分に分散効果が期待できますが、オルカンはさらに分散投資することができて、「もうこれさえ買っておけば心配ないのではないか」と思うほどリスク分散をすることができます

また、構成銘柄の比率を見ていくと、上位10銘柄はこちらのようになっています。1位がマイクロソフト4.0%、2位がアップル3.9%、3位がエヌビディア2.7%と続いて、上位10銘柄はすべてアメリカ株となっています。この上位10銘柄をすべて足し合わせると、なんと約19%を占めるんです

引用:三菱UFJアセットマネジメント

このようにアメリカの比率がとても大きくなっていて、アメリカ株を中心として残りの4割ほどは他の国へ分散投資をするという比率になっています

投資する方によっては、少しバランスが悪いように感じる方もいるかもしれません。ここは投資する方の好みが分かれるところだと思います

運用開始2018年10月~
運用開始価格10,000円
現在価格23,000円
純資産額2.8兆円
信託報酬年間0.05775%以内
配当実績なし
2024年3月現在

オルカンは約6年間で2.3倍に上昇しています。日本を含む世界47ヶ国、2,829銘柄に分散投資ができて、時価総額2.8兆円と最大規模の投資信託であるため、「分散投資の効果を最大限に発揮させて、世界中の株に投資をしたい!」という方におすすめの投資信託と言えます

③ eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

こちらはeMAXIS Slimシリーズの14銘柄のうち、純資産ランキングで5位になっている投資信託。他の投資信託と少しタイプが異なる投資信託なので、今回取り上げてみました

引用:三菱UFJアセットマネジメント

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)とは、8個の投資セクターに分散投資ができる投資信託となっています

具体的な投資セクターはこちらのとおり、上から国内、先進国、新興国の株式、国内、先進国、新興国の債券、国内と先進国のリート、つまり不動産を投資先としています

引用:三菱UFJアセットマネジメント

他の投資信託と違う点としては、世界中の債券やリートにも分散投資することが可能であるため、特に債券やリートは経済が悪化した際にも比較的に安定して資産運用することが可能です

そのため、こちらの投資信託は「投資をしたいけど、リスクはなるべく少なくしたい」という方に人気の投資信託となっています

実際に投資信託の中身を見てみると、8資産均等型と言う名前になっていますが、実際にはきれいに分散されてはいません。こちらは2024年2月の月次レポートの内容となっています。構成比率が一番高い国内株式が12.9%、構成比率が一番低い国内債券が11.3%となっています

引用:三菱UFJアセットマネジメント

最近では日本やアメリカの株価が上昇しているので構成割合が高くなっている一方で、債券の価格は下落しているのでこのような構成割合となっていることが予測できます。しかし、これからさらにバランスが悪くなっていくのかと言うとそうではありません

株がさらに高くなればいったん売却して、債券を買い増すといったリバランスが適切に行われています。目標バランスは各セクター12.5%ずつに分散して投資をするというようになっていますが、現在のポートフォリオを見る限りでは、上下1%ほどの差は誤差の範囲内として運用されていることが予測できるでしょう

運用開始2017年5月~
運用開始価格10,000円
現在価格16,000円
純資産額0.3兆円
信託報酬年間0.143%以内
配当実績なし
2024年3月現在

先に紹介したS&P500、オルカンと比較すると信託報酬が少し高いことは少し気になります

8資産均等型について簡単にまとめると、世界中の株式、債券、リートに分散投資ができて、「投資をしたいけど、リスクはなるべく少なくしたい」という方におすすめの投資信託と言えます

2.投資信託選びの注意点

① 信託報酬が安い投資信託を選ぶ

信託報酬などの手数料はなるべく安い投資信託を選ぶということ。信託報酬は証券会社や資産運用会社に支払う手数料のようなものなので、高い信託報酬を払い続けることは、証券会社などが儲かるということに繋がります

そのため、証券会社などは信託報酬が高い投資信託を買ってほしいんです。ネットにあふれている「この投資信託が人気!」というような売り文句で売られている信託報酬が高い投資信託は買わないようにお願いします

② 自身のリスク許容度を把握する

みなさんの年齢や家族構成などによって、これからの生活に必要なお金はそれぞれ異なります

具体的には独身でまだまだ働き盛りの方は高い投資リスクを取ることができますし、一方で結婚して「これから子育てにお金が必要!」という方はあまり投資リスクを取ることができません。また、50代から60代のそろそろ現役引退が近づいてきた方も、老後の資産を守る必要があるためリスクはあまり取らない方がいいと思います

投資にリスクは付き物なので、自分がどれほどのリスクが取れるのか一度考えてから、どの投資信託を購入するか検討しましょう

3.まとめ

銘柄選定する際の参考になりますと幸いです。

ここまでご覧いただいて、「私はこの投資信託がおすすめだよ!」という銘柄がありましたら、是非コメント欄で教えてください

それでは、今度ともよろしくお願いいたします

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